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非細菌性慢性膀胱炎の分類

非細菌性慢性膀胱炎
雑菌が原因でない慢性膀胱炎です。原因となる基礎疾患がありませんから、原因不明で恐らく「気のせい」あるいは「精神的」「心因性」と診断されてしまう膀胱炎です。一番多いタイプの慢性膀胱炎です。
●若年型慢性膀胱炎
●中高年型慢性膀胱炎


若年型慢性膀胱炎
10代後半から30代後半までに起きる慢性膀胱炎です。このタイプが非細菌性慢性膀胱炎の一番多い膀胱炎です。写真の白苔変性の慢性膀胱炎はこのタイプです。
私見では、患者さんが気が付かない排尿障害が慢性膀胱炎の原因と考えています。
下の写真は、膀胱粘膜白苔変性の慢性膀胱炎の内視鏡所見です。膀胱出口から膀胱三角部にかけて白い苔(こけ)状の粘膜変性が確認できます。この方も尿検査には異常なく、「気のせい」と診断されていた女性です。
white_belag.jpg

下の写真は、内視鏡で観察された膀胱出口の多数のポリープです。慢性膀胱炎の患者さんには炎症性ポリープと呼ばれるこのようなポリープの存在を観察できます。従来は特に意味のない存在としか認識されていませんでしたが、私はこのポリープの存在を排尿障害の証拠と認識しています。
polyp.jpg

中高年型慢性膀胱炎
更年期(45歳~55歳)を過ぎてから起きる非細菌性慢性膀胱炎です。女性ホルモン低下が主な原因です。写真の濾胞変性の慢性膀胱炎はこのタイプです。
下の写真は、膀胱粘膜濾胞変性の慢性膀胱炎の内視鏡所見です。膀胱粘膜が凸凹しているのが観察できます。こんな状態でも尿検査は異常なしです。
cystica.jpg


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