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膀胱炎とは?

【概念】
何ならかの原因で膀胱粘膜が炎症を来たす病気を膀胱炎といいます。
膀胱炎は細菌性と非細菌性の大まかに2つに大別されます。(細菌性だけではないのです!
●細菌性膀胱炎
1.急性細菌性膀胱炎
2.慢性細菌性膀胱炎
●非細菌性膀胱炎
1.ウィルス性急性膀胱炎
2.非細菌性慢性膀胱炎
  ①若年型慢性膀胱炎
  ②中高年型慢性膀胱炎
3.アレルギー性膀胱炎
4.間質性膀胱炎

女性患者さんが精神的にも肉体的にも長期に渡って苦しむのが、非細菌性慢性膀胱炎と間質性膀胱炎の2つです。
このページでは、これら2つの膀胱炎について重点的に解説したいと思います。他の細菌性膀胱炎(急性・慢性)やウィルス性急性膀胱炎、アレルギー性膀胱炎は原因が明白で治療が容易なので、簡単に解説します。

【慢性膀胱炎の教科書的定義】
 慢性膀胱炎の定義に関しては、医学書のほとんどが細菌性慢性膀胱炎のことしか定義されていません。
例えば、医学書院 標準泌尿器科学(第6版)211ページでは、
無菌性膀胱炎:細菌感染によらない難治性の膀胱炎である。原因は不詳である。
この定義によると、尿検査が正常で細菌感染が認められない慢性膀胱炎様症状は、「気のせい・心因性・精神的」と診断されても仕方がないことになります。

【間質性膀胱炎の教科書的定義】 
同じく医学書院 標準泌尿器科学(第6版)211ページでは、
間質性膀胱炎:感染症ではない。自己免疫疾患または膠原病といわれている。正確な原因はわからない。
何とも情けない定義です。
 医歯薬出版株式会社 エッセンシャル泌尿器科学(第6版)60ページでは、
「中年女性に多く、粘膜下層、間質に慢性炎症を認める疾患である。原因は不明であるが、遺伝、アレルギー、リンパ系のうっ滞などが疑われている。近年では自己免疫疾患とする説が有力である。炎症が高度のものでは膀胱の萎縮をきたす。欧米には比較的多い疾患であるが、わが国ではきわめてまれな疾患である。」
日本ではまれな病気と位置付けされていますが、臨床の現場では想像以上に多いと私は考えています。

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