α1-ブロッカーの速効性の理由#2

実は、尿道括約筋の他に、膀胱括約筋と言う排尿に深く関わる括約筋が存在します。さらに、尿管の延長線上にある膀胱三角部が尿道括約筋近くま...

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休診のお知らせ

【休診日】 8月11日(土)~8月15日(水)は夏休み休診です。 【診療時間】 月曜日〜土曜日: 午前中9時~12時診療を行います。...

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α1-ブロッカーの速効性の理由

前立腺肥大症で、頻尿や排尿困難の患者さんに、α1-ブロッカーを服用すると、数日で効果が出てきます。かなりの速効性です。 前立腺肥大症...

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泌尿器科の医師は、排尿障害と言う基本概念に戻れ!

①前立腺ガンの腫瘍マーカーであるPSAが高くなる原因のほとんどが、前立腺肥大症や膀胱頚部硬化症による排尿障害が原因です。500人中の...

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尿失禁と骨盤底筋体操

咳やクシャミなどで、オシッコが漏れるのを腹圧性尿失禁と言います。 前立腺肥大症の男性と比べて、女性患者さんの方が、はるかに多いのです...

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痛みで苦しむご婦人

アメリカ在住のご婦人が、昨年の9月から、夜間寝ていると、陰部が口で表現できない痛みで目が覚めました。これが原因で眠れなくなってしまい...

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膀胱出口閉塞症・症候群と言う考え方

アメリカには膀胱出口閉塞症と言う考え方がありますが、具体的に明確な定義がありません。日本では、膀胱に関する病気がたくさんあります。膀...

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膀胱炎を繰返すご婦人

2004年から、膀胱炎を毎年4回〜5回起こしてきたご婦人が、ご夫婦で来院されました。 2018年までの15年間に、少なくても、のべ6...

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未病と病気

病気には必ず原因があります。 だからと言って、必ず症状が出るわけではありません。 しかし、ひとたび症状が出ると、なかなか治らない病気...

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平滑筋のスイッチ

前立腺肥大症・慢性前立腺炎・過活動膀胱・間質性膀胱炎などの治療に使用される薬剤のほとんどが、平滑筋に影響する薬理作用を持っています。...

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2回目の膀胱水圧拡張術を躊躇するご婦人

下記の相談コメントがありました。 -*-*-*-*-*-*-*-*-*- はじめまして。45歳、二児の母です。 数年前から内科で自律...

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間質性膀胱炎のヘパリン治療

過去に、間質性膀胱炎の治療法でヘパリン膀胱注入した効果例の報告がありました。 ヘパリンが間質性膀胱炎になぜ?効果があるのか、よく分か...

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過敏性腸症候群と間質性膀胱炎との密接な関係

4月26日の夜に城南泌尿器科懇話会が開催されました。 特別講演で「排便排尿機能障害ー自律神経と微細炎症の視点からー」というテーマで、...

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病気と症状と治療のタイミング

慢性前立腺炎、慢性膀胱炎、間質性膀胱炎、過活動膀胱、前立腺肥大症、神経因性膀胱、PSA高値などの患者さんが全国からお越しになります。...

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膀胱と直腸は双子の兄弟

以前にも、膀胱の発生学的構造について解説しました。 前回、解説に使用したイラストは、発生学専門書から引用したものでした。医師や医学生...

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自律神経失調症と間質性膀胱炎

原因が不明の病気の診断に「自律神経失調症」という診断名はよく聞く言葉です。 自律神経は、交感神経と副交感神経に分類されるヒトの意識で...

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膀胱の基礎医学#4①(臨床医学的観点)

膀胱の発生学、解剖学、生理学を利用して詳細に解説しました。 これらの知識をフルに使って病気を観察すると、適確な治療法を見い出すことが...

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膀胱の基礎医学♯3(生理学的観点)

膀胱三角部の真下には、膀胱括約筋が三角形の形で存在し、膀胱出口近くに位置しています。この筋肉は平滑筋で出来ており、骨格筋である尿道括...

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膀胱の基礎医学♯2(解剖学的観点)

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膀胱は膀胱頚部、膀胱三角部、膀胱体部に分けることができます。ところが、膀胱三角部は、現在膀胱に位置しますが、前回解説したように本当の出身地は尿管なのです。左右両側の尿管が、胎児期に成長と共に膀胱内で左右が結合したのです。その結果、三角形になり膀胱三角部と称される部分になったのです。
四つ足動物、四足歩行だった頃、排尿時にかかる圧力は、ちょうど膀胱出口に当たるように設計されていました。ところが、人間が二足歩行に進化すると、その圧力は膀胱出口の後ろ側、つまり膀胱三角部に直接当たるようになってしまったのです。要するに、四足歩行の動物に比べて膀胱三角部への負担が大きいのです。これが、人間の排尿に関する産まれながらの欠陥なのです。
膀胱三角部は尿管由来ですから、膀胱の中で一番敏感な部分です。その敏感な部分が産まれてから1年前後で二足歩行になり、排尿の度ごとに膀胱三角部に負担をかける訳です。40〜50年も生きれば、膀胱三角部の過敏症になってもおかしくはないでしょう。それが、過活動膀胱、間質性膀胱炎、慢性膀胱炎、慢性前立腺炎、前立腺肥大症の症状になるのです。

Img_0891
膀胱三角部の直下に膀胱括約筋が存在します。
しかし、このイラストで分かるように、膀胱括約筋は膀胱三角部の直下とそれ以外の周囲に存在するものとに分けることができます。
この膀胱三角部直下の膀胱括約筋が排尿時に収縮し、それ以外の周囲の膀胱括約筋が緩むと、膀胱出口が開きます。しかし、尿道括約筋と同時に活動しないと膀胱出口は開きません。
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膀胱三角部は、知覚のセンサーと駆動力の膀胱括約筋の2つの顔を持っているのです。その割には、泌尿器科学会では、重要視されていません。その理由は膀胱三角部を客観的に観察できないからです。内視鏡検査、いわゆる膀胱鏡検査で観察しても、表面を見ているだけなので、医師が異常に気付かないのです。
超音波エコー検査で、膀胱三角部は詳細に観察することが出来ます。膀胱三角部の厚さ、膀胱括約筋の形態的変化などです。この写真は間質性膀胱炎症状の47歳のご婦人の超音波エコー所見です。膀胱三角部が非常に厚くなり、さらに膀胱括約筋があさっての方向に向いています。この所見は排尿障害を示唆しています。

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膀胱の基礎医学♯1(発生学的観点)

これまで、男性の前立腺について、詳細に解説して来ました。これからは、男女共通の膀胱について語りたいと思います。 膀胱を単なる袋状の単...

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膀胱水圧拡張手術と膀胱三角部

間質性膀胱炎の治療として膀胱水圧拡張手術があります。 頻尿で苦しむ、敏感で小さく萎縮した膀胱を、水圧で無理矢理風船のように膨らませる...

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膀胱が鍛えられるという嘘

週刊誌で、「膀胱が鍛えられる」と掲載されています。 これは、基礎医学をまったく無視した理論です。 なぜならば、鍛えられる筋肉は、意志...

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寒いとオシッコが近くなる理由

泌尿器科の外来は、寒くなると混雑します。 なぜなら、寒くなると頻尿になる方が多くなるからです。「寒くなるとオシッコが近くなる」という...

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間質性膀胱炎の問題点

間質性膀胱炎は、難病指定の疾患として、公に認められています。 間質性膀胱炎は、診断基準が設けられており、治療は最終的に膀胱水圧拡張術...

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下半身の痛みで苦しむご婦人

夏の膀胱炎の後に、だんだん下半身が痛くなってきました。 その痛みは、次第に強くなりました。そのため、まず婦人科を受診して精密検査しま...

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鼻先で笑われた!

現在通院しているご婦人のエピソードです。原因不明の痛みで苦しみ当院を受診しました。 たまたま健康診断で、病歴や現在服用しているお薬を...

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残尿量正常値の意味

一般的に泌尿器科医が、残尿量の正常範囲は50ml以下と判断しています。 ところが、この数値は嘘です。解剖学や生理学の教科書には、排尿...

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過活動膀胱の問題点

頻尿や尿意切迫感が強く、思わず尿漏れしてしまうような状態を過活動膀胱と言います。 しかし、この病名は、単なる症状名に過ぎません。何故...

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過活動膀胱

ハッキリした原因の分からない頻尿・尿意切迫感・尿失禁の症状があった場合、過活動膀胱(かかつどうぼうこう)と診断されます。 知りたい方...

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生理学的観点からの関連痛

膀胱・前立腺からの情報は脊髄内で、脳中枢に上行する脊髄神経にシナップス結合を介してバトンタッチします。 シナップス結合は、固定された...

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関連痛・関連症状

医学用語で関連痛という病名があります。 一番有名なのが、心筋梗塞の症状です。心筋梗塞の患者さんの中には、心臓発作の胸が痛くなく、左手...

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尿意の秘密

膀胱は「袋状」の臓器で、充満して満杯になると、「尿意」を感じて排尿します。 しかし、疑問に感じませんか?袋状の臓器が満杯になったら、...

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膀胱三角部の重要性

癌や感染症を除く泌尿器科の病気には、前立腺肥大症、慢性前立腺炎、前立腺症、前立腺疼痛症、慢性骨盤内うっ血疼痛症候群、過活動膀胱、間質...

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オシッコの出し方

頻尿や残尿感で苦しんでいる人には、共通点があります。 右の解剖イラストは、骨盤底筋を下から眺めた所見です。このイラストは男性のもので...

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膀胱水圧拡張術の効果(学会報告)

間質性膀胱炎の治療として大学病院でも定番になっている膀胱水圧拡張術の効果について、報告がありました。 膀胱水圧拡張術を実施した患者さ...

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牛車腎気丸の頻尿に対する効果(学会報告)

頻尿や下部尿路症や気虚の患者さんに牛車腎気丸を処方されることがよくあります。 学会ポスター報告で、牛車腎気丸の効果についてがありまし...

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症状♯ 「線維筋痛症と間質性膀胱炎」

レディ・ガガさんのニュースで知名度が増した「線維筋痛症」について解説したいと思います。 線維筋痛症の症状は、その名から分かるように、...

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頻尿の病気を治療するキッカケ

慢性前立腺炎と思われる患者さんが、有名大学病院や有名開業医で治療しても治らないので、当院に来院しました。 詳細にお聞きすると、開業医...

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症状♯ 冷え症は未病の証

慢性膀胱炎、過活動膀胱、間質性膀胱炎と診断された既往があり、従来の治療法で治らない患者さんが多く訪れます。 その患者さんの多くが排尿...

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3つの膀胱炎

ブログを書いていると、ヒラメクことがあります。 今回は、膀胱炎をついて、最近私が思い付いたことを掲載したいと思います。 膀胱炎には、...

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排尿日誌

私は慢性腎不全になり、3年前から日々のデータを毎日記録しています。 体重、血圧、血糖、排便の有無、主な食事内容、腹膜透析の廃液量、血...

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難治性膀胱炎の裏技治療

膀胱炎症状で治らない患者さんが、日本全国から来院されます。 私の考えでは、難治性の膀胱炎は原因は排尿障害ですから、抗生剤や抗菌剤では...

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膀胱炎症状の形状変化

膀胱炎症状すなわち慢性膀胱炎、過活動膀胱、間質性膀胱炎、膀胱疼痛症と呼ばれる患者さんが新患で毎日1人以上来院します。毎月20人以上、年間で300人以上来院します。

そのような患者さんのほとんどが、尿検査、細菌培養検査、超音波エコー検査、膀胱内視鏡検査のいずれか、あるいは複数の検査をすでに実施されて、異常なしと判断されています。
泌尿器科医師は、実は正式に超音波エコー検査を習っていません。超音波専門医は画像を観ているだけで、問題意識を持って患者さんを診ていません。ですから、超音波エコー検査が異常なしと判断されていても、全く信用出来ないのです。私は救急病院で身につけた超音波エコー検査技術を駆使して、患者さんを診て、超音波エコー検査をリアルタイムで実施しています。問題意識を持って見ているので些細なことも大きく見えてしまうのです。

Ccsample
この写真のエコー検査結果のように、膀胱括約筋の方向が膀胱出口ではない方向(緑の矢印)に向かうため、必然的に膀胱三角部が厚くなり、それに比例するように症状が強くなります。
三角部を数値で正確に把握することは、なかなか難しいのです。なぜかと言えば、形状が複雑だからです。膀胱の内側から見て三角形で、超音波エコー検査では、側面像と正面像しか把握できません。誰もが正確的に測ることのできる部分は、三角部の厚さを一番表現している膀胱出口と膀胱括約筋の先端との距離(赤い矢印)です。正常は膀胱出口に向かっで5mmです。これだけでは膀胱三角部を正確には把握できるではありませんが、誰でも測定できるのは、これしかないでしょう。
この測定値と症状の関連性を調べてみました。
症状を数値化するために、症状1つが1点としてスコアを加算します。
ただし、頻尿8回〜10回1点、頻尿11〜20回まで2点、頻尿21〜30回まで3点、‥‥とします。
夜間頻尿は、1回1点、2回2点、3回3点‥‥とします。

Cc35235f27ps【症例❶27歳#35235】
症状スコア:4点
(恥骨の痒み、膣の痒み、肛門の痒み、頻尿8回)
経過:2ヵ月前から症状出現。
緑の矢印:膀胱括約筋の方向、本来は膀胱出口に向かうはず
赤の矢印:膀胱出口=膀胱括約筋の距離:7mm

Cc35278f75ps【症例❷75歳#35278】
症状スコア:3点
(膀胱疼痛、頻尿9回、夜間頻尿1回)
経過:4年前から発症、膀胱疼痛症、老人性膣炎、膀胱炎の診断で、ホルモン剤、抗生剤、リリカを処方されるも改善せず。
緑の矢印:膀胱括約筋の方向、本来は膀胱出口に向かうはず
赤の矢印:膀胱出口=膀胱括約筋の距離:16mm
距離が長い割にはスコア点数が少ないが、通常の処方では、なかなか改善しません。そのため裏処方により症状は軽快しました。


Cc35641f67ps【症例❸67歳#35641】
症状スコア:4点
(陰部のムズムズ感、陰部の圧迫感、陰部のチクチク感、頻尿10回)
経過:2ヵ月前から発症、過活動膀胱と診断され、ウリトス、ベシケアを処方される。
赤の矢印:膀胱出口=膀胱括約筋の距離:9mm


Cc34637f60ps【症例❹60歳#34637】
症状スコア:4点
(恥骨の痛み、頻尿30回)
経過:8年前に発症、大学病院で「気のせい」「冷え性」と診断。
赤の矢印:膀胱出口=膀胱括約筋の距離:8mm

Cc34754f49ps【症例❺49歳#34754】
症状スコア:4点
(膣の痛み、膣の痒み、頻尿10回以上)
経過:4ヵ月前から発症、カンジダ性膣炎と診断されたが治らない。
赤の矢印:膀胱出口=膀胱括約筋の距離:9mm

Cc35698f72ps【症例❻72歳#35698】
症状スコア:3点
(陰部のムズムズ感、下腹部の痛み、頻尿10回)
経過:3ヵ月前から発症、公立病院・大学病院受診し、「何でもない」という診断。
赤の矢印:膀胱出口=膀胱括約筋の距離:14mm
距離が長い割にスコア点数が少ないですが、通常処方する治療薬では、なかなか改善しません。

Cc33532f61ps【症例❼61歳#33532】
症状スコア:5点
(尿道口の痛み、頻尿18回、夜間頻尿3回)
経過:乳癌手術後にカテーテル抜去してから膀胱炎症状出現し、治らない。
赤の矢印:膀胱出口=膀胱括約筋の距離:15mm
やはり通常処方する治療薬では、なかなか改善しません。裏技を使用し現在経過観察中です。


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間質性膀胱炎や慢性前立腺炎の多彩な症状

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間質性膀胱炎の「難病指定」について

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先日、診療中にご相談の電話がありました。
その内容は、ハンナ型間質性膀胱炎と診断されたのだが、私が難病指定登録の申請ができますか?というものでした。
ブログで間質性膀胱炎についてたくさん書いているので、そう思われても仕方がないでしょう。

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水分摂取の功罪

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いわゆる慢性膀胱炎や間質性膀胱炎の症状の秘密と治療

❶中高年ご婦人が、たまには若いご婦人が、いわゆる「慢性膀胱炎」と診断されて、頻尿や残尿感などの症状以外の訴え、例えば、膀胱の痛みや膣の痛み・痒みを訴えても、主治医に理解してもらえず、「気のせい」「精神的」と診断されてしまいます。その上、尿検査で異常がないと、症状のすべてを「気のせい」と診断されてしまいます。

❷まず、初診の尿検査で異常があった時の症状は認めておいて、治療後、尿検査が正常になった時に治らない症状は認めないという愚行・愚考は、医師としてとても恥ずかしい行為です。初診の時点で、尿検査の異常を病気の原因とした診断が誤診だったということです。

❸一般の泌尿器科医師が、慢性膀胱炎や間質性膀胱炎の原因を排尿障害と認識していないところに、誤診のつまずきがあるのです。その根底には、男性のように前立腺がないので、ご婦人には排尿障害がないという誤解があるからです。その他に、過活動膀胱、心因性頻尿、膀胱疼痛症、慢性骨盤内うっ血疼痛症候群も、この範疇の病気です。

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湿布テープ型の頻尿治療薬

Neoxtape
頻尿治療薬には、昔からあります。
旧いもので、ブラダロン・バップフォー・ポラキス、新しいもので過活動膀胱の薬として、抗コリン剤のベシケア・ウリトス・トビエース、β3剤のベタニスがあります。


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間質性膀胱炎(ハンナ型) 難病指定

1. 概要
間質性膀胱炎とは、「膀胱の非特異的な慢性炎症を伴い、頻尿・尿意亢進・尿意切迫感・膀胱痛などの症状を呈する疾患」(間質性膀胱炎診療ガイドラインによる)である。
その病型はハンナ型(ハンナ病変を有するもの)と非ハンナ型(有しないもの)に大別され、ハンナ型は内視鏡的にも病理学的にも明確な異常所見を有し、症状的にもより重症である。中高齢の女性に多いが、男性や小児にもみられる。
原因は不明で、膀胱粘膜の機能障害や免疫学的機序が想定されている。頻回な排尿や膀胱の痛みによる苦痛から生活の質は大きく損なわれる。確立した治療法はなく、対症的な治療に留まる。再燃と寛解を繰り返し長期にわたる医学管理が必要となる。

2.原因
原因は不明であるが、膀胱粘膜の機能障害、免疫学的な異常反応、尿中の毒性物質などが想定されている。

3.症状
症状は、頻尿・夜間頻尿、尿意亢進、残尿感、膀胱不快感、膀胱痛などが主体である。
その種類や程度は多岐にわたるので、症状の特定や程度の規定は困難である。膀胱の不快感や痛みは膀胱に尿がたまった時や冷えた時のほか、刺激物の摂取や精神的なストレスでも悪化する。痛みの部位は膀胱・尿道が多いが、膣・外陰部・腰部などにも波及することもある。時に、線維筋痛症、シェーグレン症候群、過敏性腸症候群などを合併する。日常生活には多大の障害が生じる。

4.治療法
対症療法としては、病態説明や食事指導が用いられる。内服治療薬としては、鎮痛薬、抗うつ薬、抗アレルギー薬、ステロイドなどが用いられる。内視鏡的な治療としては、膀胱水圧拡張術が広く用いられる。その際に膀胱内にハンナ病変を認めた場合は、その電気またはレーザーによる焼灼術も行なわれる。膀胱内への薬物注入治療として、ヘパリン、DMSO、ステロイドなどが用いられる。ボツリヌス毒素の膀胱壁内注入も行なわれることがある。いずれの治療にも抵抗性で症状が強い症例に対しては、膀胱全摘術と尿路変更術が行なわれる。

5.予後
膀胱水圧拡張術またはハンナ病変の焼灼術により、約半数の症例で症状の寛解をみる。しかし、長期的
に寛解するのは一部の症例に限られ、多くの症例では、再治療や追加治療が必要となる。これらの治療に
も拘らず耐えがたい症状が持続する症例は膀胱全摘術が適応となる。

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膀胱痛症候群 m3.comの記事から

「膀胱痛症候群」指針を発表
英国2学会が合同
国際医学短信2017年2月21日 (火)

 英国産婦人科学会は先頃、膀胱痛症候群(bladder pain syndrome)診療ガイドラインを発表した。英国内の同症候群指針は初めてで、英国ウロギネコロジー学会が共同で作成に当たった。

 同学会によると、膀胱痛症候群の定義は「原因が特定できない排尿症状〔頻尿、尿意切迫感、夜尿症、膀胱充満に伴う疼痛(bladder filling pain)〕を伴う骨盤/膀胱内の疼痛、圧迫感や不快感が6週間以上継続すること」。
患者数は女性が男性の2-5倍と多く、米国での有病率は2.3-6.5%と推計されている。
新指針では既往の問診や身体診察を含む初期診療の方針に言及。膀胱痛症候群には除外診断が必要で、排尿日記や食事日記、尿路感染症を除外するための尿検査を考慮してよいとの推奨も盛り込まれている。

 指針ではまた、膀胱痛症候群は実際の症状と同様、患者の生活やQOLなどに影響をもたらす病態であると強調。持続性の膀胱痛症候群に対しては、パートナーや家族の協力、臨床精神科医、患者サポートグループ、認知行動療法などへの早期アクセスを考慮すべきと勧告している。治療としては食事指導やストレスマネジメントを挙げている。食事の変更は有効である可能性があり、カフェイン、アルコール、酸性の飲食物を避けることも考慮すべきと述べている。ストレスマネジメントには定期的な運動が推奨される一方、鍼治療のベネフィットに関するエビデンスは限定的との見解が示されている。この他、指針では膀胱痛症候群の疼痛に対しては鎮痛薬の使用を勧告。薬物治療やその他の治療が奏効しない場合の外科治療も取り上げている。

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繰り返す無菌性膀胱炎、実は膀胱過敏症

中高年のご婦人で、膀胱炎症状を繰り返す方が多く見られます。
尿検査で白血球や細菌が認められ、抗生剤・抗菌剤の投与で尿は直ぐにきれいになるのですが、残尿感や頻尿や違和感がいつまでも残り、悩まれる患者さんが多くおられ、ます。

このような患者さんの場合、その病気は膀胱炎ではなく、膀胱過敏症である場合がほとんどです。
原因不明の慢性膀胱炎、間質性肺炎、神経性膀胱炎、心因頻尿、神経因性膀胱、膀胱疼痛症、気のせい、歳のせいと誤診されてしまうのです。

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平滑筋の多面性

以前に、平滑筋について解説したことがあります。
医師も含めて一般の人もみな平滑筋と聞いて、筋肉そのものが思い浮かべるでしょう。つまり、伸びたり縮んだりする動力装置としての筋肉です。

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繰り返す膀胱炎、実は異所性・子宮内膜症

今年になって、生理のたびに、決まって毎月のように膀胱炎を併発している患者さんの症例です。
実は8年前から、膀胱炎を繰り返していました。
おかしいと思い、婦人科や泌尿器科の医師に子宮内膜症ではないかと質問したところ、尿がキレイだから違うと診断され、悩んでいました。
過去に、私がブログの中で、子宮内膜症について解説していたので、、勇気を出して当院を受診しました。

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エコー検査では、膀胱後壁に、膀胱ではない凸凹した影が観察できます。膀胱腫瘍あれば、血流が観察できる筈ですが、確認できません。おそらく、子宮内膜症と思われます。

Endmet34969f38ps
超音波エコー検査所見に注釈をつけると、本来の膀胱壁のラインは赤い線で示したところです。
赤い線の内側から膀胱に向かっての部分(白い矢印で示す部分)が、問題の箇所です。

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「尿は無菌」はウソだった!:研究結果

インターネット配信のニュースで興味ある事例があったので、ここでご紹介します。 「尿は無菌」はウソだった! :研究結果© 株式会社メデ...

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心因性膀胱炎と診断された患者さん

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平成27年の春に腎臓癌の手術後から尿道のヒリヒリ感が治らない患者さんです。
様々な検査を行っても異常な所見は見つからないので、「心因性膀胱炎」という訳の分からない診断名が大学病院泌尿器科でつけられてしまいました。
漢方薬、ベタニス、ステープラ、ネオキシテープ、デパスなどの薬を処方され服用しても症状は変わりません。
悩んだ末、高橋クリニックを受診しました。
初診時のウロフロメトリー尿流曲線ではダラダラした尿の勢いで、明らかに排尿障害の所見です。この時の残尿量測定では216mlも確認できました。残尿がこれほど多いのにもかかわらず、残尿量測定もせずに安易に心因性膀胱炎と診断した前医に憤りを感じます。

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膀胱痛症候群(陰部疼痛症)

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先日の城南泌尿器医療連携セミナーで私がご紹介した症例の一つとして、膀胱痛症候群の一例を挙げました。
患者さんは32歳のご婦人です。お父様が一緒に来院されました。なぜなら、痛みのために歩けないので、お父様が自家用車で送られて来たのです。痛みは強い膣の痛みです。患者さんは目に涙を浮かべながら痛みに耐えています。

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カフェインと頻尿 m3.comから

カフェインと頻尿について記事が出ていました。

レギュラーコーヒーとカフェイン抜きコーヒーが泌尿器科症状に与える影響
米国ロマリンダ大学医療センター泌尿器科のAndrea Staack氏らは、コーヒー摂取頻度が低い、またはコーヒーを頻繁に摂取する健康な若者を対象に、レギュラーコーヒーとカフェイン抜きコーヒーが泌尿器科症状に与える影響を検討するプロスペクティブな二重盲検、並行群間比較試験を実施した。
方法
•試験外ではカフェイン入り飲料の摂取を制限している被験者49人を対象とした。
•5日間のカフェイン摂取禁止期間を完了した後、被験者はレギュラーコーヒー(カフェイン含有量450 mg/日)またはカフェイン抜きコーヒー(カフェイン含有量12 mg/日)を5日間摂取した。
•食事調査、泌尿生殖器系の悩みに関する調査および間質性膀胱炎の問題と症状の指数(ICPI、ICSI)により、カフェイン摂取歴および泌尿器症状を評価した。

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間質性膀胱炎の治療薬 IPDカプセル

間質性膀胱炎と診断された患者さんの多くが服用する薬剤にIPDカプセルがあります。 この薬剤は、もともとアレルギーの薬剤ですが、原因不...

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膀胱水圧拡張術 3回の結果・・・

九州から来院されたご婦人です。
主訴は1日20回~30回の頻尿と夜間頻尿6回、右下腹部から陰部にかけての痛みです。
7年前に地元の泌尿器科専門病院で、「間質性膀胱炎」と診断を受けました。それまでは膀胱炎の診断でさんざん抗生剤を飲まされ続けました。そして2泊3日で膀胱水圧拡張術を受けました。膀胱容量は650ccでした。
その後、1年は状態が落ち着いていましたが、次第に強くなり半年我慢して2回目の膀胱水圧拡張術を受けました。膀胱容量は550ccでした。その後、半年は落ち着いていましたが、再び症状が強くなり、1年半我慢してついに3回目の膀胱水圧拡張術を受けました。膀胱容量は350ccまで減少し、その後の状態も1ヵ月くらいしか保てなくなりました。3回目の膀胱水圧拡張術の際には、ハンナー潰瘍まで出現し、電気メスで焼灼手術しました。
服用した薬剤は、IPD、ウリトス、ベタニス、エブランチル、柴苓湯、抗うつ剤などありとあらゆる薬を試されています。
膀胱水圧拡張術には見切りをつけ、2年前から知っていた高橋クリニックを訪問したのです。

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磁気刺激が腹圧性尿失禁に有効 medwireNews(アステラスネット)から

仙骨磁気刺激は治療が奏効しない腹圧性尿失禁に有効

Arch Phys Med Rehabil 2014; Advance online publication
英語版 配信日 2014-08-11

medwireNews: 仙骨磁気刺激(SMS)は標準療法が奏効しない腹圧性尿失禁女性患者に対する有効な治療法である可能性が、台湾の臨床試験で示唆された。

SMSを短期的に実施することにより、患者の禁制およびQOLが著しく改善し、さらにその治療効果は最長4.5カ月にわたり持続したことを、Taipei Veterans General Hospital(台北栄民総医院、台湾)のTien-Yow Chuangらは見いだした。

本治療戦法の効果を最大限に高めるために、さらなる検証および改良が必要であると、ChuangらはArchives of Physical Medicine and Rehabilitation誌で述べている。

Chuangらは、排尿筋過活動を伴うか否かにかかわらず、腹圧性尿失禁の診断を受けた45~75歳の女性40例を研究に組み入れた。被験者は、コイル刺激装置による第3仙髄神経根への磁気刺激を、1日当たり20分、平日の12日間にわたり連続して行うSMS群と、偽治療群のいずれかに無作為に割り付けられた。

SMSによる有害な副作用は認められなかったと、Chuangらは述べている。さらに、ベースライン時と18週時での「生活ストレス」評価において、SMS群で有意な改善が認められた。

具体的には、SMS群において、尿意切迫感を評価するUrge-Urinary Distress Inventory(Urge-UDI)質問票の平均得点は2.6点から1.14点へ、さらに過活動膀胱質問票1の点数は48.1点から26.6点へとそれぞれ低下した。これらの変化はいずれも6週時まで統計的に有意であり、その後も持続した。

それに対し、偽治療群では、試験期間中に同評価での変化は見られなかった。

また、SMSは、ウロダイナミックパラメーターにおける客観的改善との関連性も示した。膀胱容量、機能的尿道長、圧伝達率はすべて、ベースライン時に比べて追跡調査時にSMS群で有意に増加した。これらのパラメーターにおいても、偽治療群では改善が認められなかった。

Chuangらは、治療応答性の予測因子を特定するために、多変量解析を実施した。その結果、症状重症度が高い患者ほど、SMSにより得られる効果も大きいことが明らかになった。特に、ベースライン時におけるUrge-UDIの高得点および機能的尿道長の低値は、SMS後の最大尿道閉鎖圧増加の高値と関連した。

「本研究において、より重症度の高い腹圧性尿失禁患者は、軽症の患者に比べて、SMSへの応答性が高く、さらに長期的な治療効果が認められた。この結果は、腹圧性尿失禁治療におけるSMSの有効性を裏付けている」とChuangらは結論づけている。

「最適な刺激パラメーター、維持プロトコール、併用療法に関するさらなる研究が、治療効果を最大限に高めるために必要である」と補足している。

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磁気刺激装置:NICO Wabeの搬入

Nicowave予てから予告していた磁気刺激装置が8月26日(火)の午後6時から7時にかけて搬入されました。
日本光電の話によると、現時点で北海道、秋田県、千葉県、東京都、沖縄県のそれぞれに1台ずつ、計5台の搬入が決まったとのこと。その東京都で初めて搬入の1台が、高橋クリニックの購入した名誉ある記念すべき1台だそうです。

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磁気刺激装置とファラデーの法則

Faladylaw前回解説した磁気刺激装置の作用効果で私が勘違いをしていたので、ここで詳細に原理・効果を解説しましょう。

磁力線が生体(骨盤底筋・神経)に直接作用して生物活性を促すものだと思っていましたが、実はそうではありませんでした。
Hatsudenki学生時代に勉強した物理学の知識でファラデーの法則というものがあります。伝導体の近くで、磁場に方向性や強弱に変化を与えると、渦電流(うず電流)が発生するという原理・原則です。この原理を利用して発電機が電気を作っています。水力発電も火力発電も原子力発電もガスタービン発電も、すべてこの原理の発電機を利用しなければ電気を作れないのです。

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過活動膀胱と間質性膀胱炎/膀胱痛症候群には重複する部分が多いmedwireNewsから

間質性膀胱炎/膀胱痛症候群(IC/BPS)患者と過活動膀胱(OAB)患者の症状にかなりの重複が見られることが、米国の研究で明らかになった。

本研究結果によりこれら2つの疾患が一連の過知覚膀胱症候群に相当する可能性が高まったと、Washington University School of Medicine(ワシントン大学医学部、ミズーリ州、セントルイス)のH Henry LaiらはJournal of Urology誌で述べている。

本研究では、IC/BPS(間質性膀胱炎/膀胱疼痛症候群)の診断を受けた患者26例、OAB(過活動膀胱)患者53例、健常対照者30例の3群について検証を実施した。全被験者は、疼痛、頻尿、尿意切迫感、尿失禁という4つの重要な症状について、妥当性が確認された質問票による評価を受けた。

各症状の有病率には群間差が認められることをLaiらは見いだした。例えば、重度の疼痛症状の有病率は、OAB患者群に比べてIC/BPS患者群で有意に高く、健常対照群で最も低かった。

一方で、尿失禁症状の有病率は、IC/BPS患者群に比べてOAB患者群で有意に高く、健常対照群で最も低かった。

頻尿および尿意切迫感の重症度はいずれも、IC/BPS患者群とOAB患者群での差は認められず、両群とも健常対照群に比べて高かった。

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磁気刺激装置

Tmu1100nihonkoden今度、日本光電から磁気刺激装置なるものが発売されます。
ご婦人の過活動膀胱の治療装置ですが、間質性膀胱炎や慢性前立腺炎の患者さんにも有効かも知れません。
1100mecha日本光電の説明動画から静止画を起こして作成しました。
椅子に仕掛けた高周波のコイルから磁力線が発生し、骨盤底筋や神経を刺激します。

Tmu1100mecha磁気刺激は、骨盤底筋を鍛え、また陰部神経を介して、脊髄中枢を介して膀胱に効果をあげるようです。「・・・あげるようです」と述べたのは、磁力線が神経や筋肉を本当にリラックスさせることが出来るのか?疑問に感じたからです。もしも本当にそうであれば、膀胱や前立腺の平滑筋こそリラックスされてもおかしくないでしょう。

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膀胱水圧拡張術の治療効果 2013年国際禁制学会レポートから

Ic2013膀胱水圧拡張術について、相談や疑問のコメントがいくつかあったので、関連記事をここでご紹介しましょう。
2013年8月にスペインで開催された国際禁制学会ICS(International Continense Society)のレポート集がファイザー製薬から配布されました。その中に間質性膀胱炎の水圧拡張術の治療効果という発表がありました。


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シアリスが排尿障害治療薬になる!

バイアグラと同じED治療薬であるシアリスが2011年アメリカで前立腺肥大症の排尿障害の治療薬として承認されました。
勃起不全の治療薬が、排尿機能障害の治療薬に変身したのです。不思議でしょう?それには、それなりの理由があるのです。
平滑筋は一酸化窒素NOで弛緩します。シアリスはバイアグラ同様に一酸化窒素分解酵素の働きを抑制する作用を持っています。つまり、一酸化窒素NOの働きを増強するのです。
一酸化窒素NOの働きが増強すると言うことは、平滑筋が十分に弛緩する=陰茎動脈が拡張し勃起を促すという仕組みです。
前立腺肥大症などで排尿障害がある場合は、膀胱・前立腺・尿道の平滑筋が緊張していますから、排尿障害になるのです。それらの平滑筋を弛緩させれば、排尿障害は改善すると言う理論です。
アメリカで承認が得られた訳ですから、かなりの効果があったのでしょう。恐らく、ハルナールと比較しての臨床治験だったと考えられます。ですから、ハルナールよりも効果が高いと考えられます。

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