« 週刊現代の記事から | トップページ | PSA値を下げるサプリメント »

前立腺とサプリメント

患者さんのコメントで披露しているように、前立腺や夜間頻尿に効果のあるサプリメントが幾つかあります。ここで、ご紹介します。


ノコギリヤシ
日本ではサプリメントですが、主な薬効のある成分は、βシトステロールです。フランスでは薬として、公けに医師が使用しています。
確かに排尿の負担が軽減し、夜間頻尿が少なくなるようですほさね。サプリメントは万人に効果がある訳ではないので、日本ではサプリメントの地位しか与えられませんでした。
日本では、大小の健康食品会社が多数販売しています。幾つか試してみて、ご自分にピッタリ合った製品を購入してください。3ヶ月試してみて効果がなければ、貴方にはノコギリヤシは効かないということになります。
ドイツでは、前立腺肥大症の初期治療に処方されます。
【参考】サントリーHP
【参考】やわたHP


アグリコン型イソフラボン
大豆にわずかに含まれふ成分です。
自然界のホルモン物資と言われています。効果はあるのですが、我々が食事で摂取する量では、少な過ぎて効果が出ません。納豆や豆腐や豆乳を毎日100個100丁100杯食べ飲めば効果が得られるでしょう。しかし、現実の実生活では、不可能です。
イソフラボンの有効成分はアグリコン型イソフラボンという微量な成分です。大豆を酵母で発酵させ、無効のイソフラボンをアグリコン型イソフラボンに変え、濃縮したサプリメントが製品化されています。

医療機関でお勧めが、アグリマックスという製品です。
「アグリコンがMAX」と「いかにも」と言う商品名ですが、様々なコメントで見るように評判は良いようです。

アグリコン型イソフラボンは、前立腺に直接作用するので、原因不明のPSA値上昇が低下するのは、患者さんのコメントで披露されています。

健康食品やサプリメントを興味のある医療機関にお問合せください。
高橋クリニックでは、このアグリコン型イソフラボンの無料サンプルがあります。ご希望の方は、クリニック受付スタッフに、「無料相談で来ました」と告げてください。私が直接サンプルを差し上げます。

ただし、医師である私が勧めるサプリメントと言っても、これもあくまでもサプリメントですから、効果の出ない方もおられます。3ヶ月試してみて効果が得られなければ、お止めください。
【参考】高橋クリニックのブログ


カボチャの種
カボチャ(ヘポカボチヤ)の種子は、ドイツで薬として使われるサプリメントです。種の自然界の様々な成分が効くとされたいますが、日本では詳細は不明です。
頻尿・排尿障害の治療のサプリメントとされています。男性にもご婦人にも効果があるとされています。
商品の広告には、下記の効能が掲載されています。
女性の排尿障害を軽減、前立腺肥大を抑制、骨粗しょう症を予防、体力を増強、新陳代謝を活発、コレステロール値を下げる、老化や病気を予防など、良い事しか書いていません。
この内容から、医師の立場で考察すると、カボチャの種の成分は、イソフラボンと同じく自然界の男性・女性共通のホルモン作用を持ち、若い時の状態にリセットするということでしよう。
【参考】AmazonHP
【参考】ダイドーHP


オメガ3オイル ω3
DHA・EPAで有名な魚油が、オメガω3オイルです。
この油成分は、抗酸化作用を持っています。つまり、抗炎症作用で、炎症を抑える作用があるのです。
生体内の不具合な異常に対して起こる全ての現象が、「炎症」と呼ばれます。
バイ菌が原因なのは、炎症の一部です。怪我や火傷や排尿障害や動脈硬化や薬剤の副作用に対する全ての生体反応が、「炎症」なのです。
前立腺肥大症の頻尿や痛みや残尿感などは、排尿障害による「炎症」症状と考えます。
【参考】サントリーHP


グリシン(アミノ酸の一つ)
テレビ広告で「自然の睡眠薬」として有名なのが、グリシンというアミノ酸です。
体内に含まれている鎮静作用のあるアミノ酸です。泌尿器科的には、膀胱や前立腺の神経支配の中枢にある神経節に多く含まれています。神経節内で、このアミノ酸が欠乏すると、膀胱や前立腺が過敏になって、頻尿・残尿感・膀胱痛が症状として発現することが、医学的にも分かっています。
各社、いろいろ販売しています。
【参考】味の素HP

|

« 週刊現代の記事から | トップページ | PSA値を下げるサプリメント »

コメント

大変解りやすくためになりました

機会が有れば漢方薬の話も聞いてみたいです

宜しくお願いします

【回答】
漢方薬は、4千年前の中国で開発され治療薬です。
その当時の中国では、平均寿命が30歳もありません。
なぜなら、戦争ばかりで殺しあっていて、長命の人間は非常に少なかったのです。
中国人と日本人では、人種が違い、体質も違います。
また、大陸の環境と日本の環境も違います。
水は、中国では硬水で日本では軟水です。
薬草の名前は同じでも、中国大陸の土壌と日本の土壌は違います。
土壌の成分を吸い上げている薬草が、中国と日本が同じである訳がありません。
ですから、日本の現代人に漢方薬が効くとは思えません。
稀に、有効な人はいますが・・・。

投稿: 心なしか | 2017/03/31 08:45

早速の回答有難うございます。
話が飛んでしまうかもしれませんが
MRI検査で使う造影剤について、先生の意見をお伺いしたいです。

宜しくお願いします
【回答】
問題ありません。

投稿: 心なしか | 2017/03/31 20:32

グリシンの服用を考えているのですが、先生の考える1日の摂取量の推奨量はどのくらいでしょうか?
睡眠の改善を目的とした場合は、1日3gが目安のようですが・・・。
【回答】
3グラムから始めて、様子をみれば良いでしょう。

投稿: えいじ | 2017/05/06 21:43

ありがとうございます。
症状が改善されたら、診察時に報告します!

投稿: えいじ | 2017/05/11 15:36

宮城県の蔵王町に住んでます、先生のホームページを視て仙台で前立腺がんと診断され先生にまた診察してもらった者です、帰りがけ先生が俺が触ったのは石かも知れないといわれ、薬を処方してもらいました。
信じて針を拒否しました、光過敏症でブロスタールを先生からやめるよう言われましてやめました。その10日後にPSAの検査で2.1また1っか月後にPSAの検査をしましたまた1.2まで下がりました。
ブロスタールの薬は1っか月後まで効き目は残るのでしょうか、担任の先生先生にはブロスタールの話はしてませんでした。このままでいいのでしょうか。
☪️回答
はい。

投稿: 渡邉 | 2017/08/19 16:52

高橋先生,お世話になります.先生にプロスタールを処方していただいたものです.プロスタール服用でPSAは2.22まで低下しましたが,服用停止して90日後に5.65に戻っていました.(服用前は6.05でした.)上にある質問では一ヶ月後にもプロスタールの効き目は残っているとのことですが,90日後にも残っているでしょうか?そうだとすれば,実際のPSA値(プロスタールの影響を受けない場合の)はもっと高くなっているかもしれないと考えられますか?前立腺が縮小していればもう少しPSA値が低下していてもおかしくないと思ったのですが,コメントいただければ幸いです.
☪️回答
プロスタールは、前立腺の細胞を萎縮・自滅させる働きがあります。
しかし、薬を中止すれば、前立腺の細胞はすぐに再生します。
ただし、PSAを漏らしていた前立腺細胞が萎縮し、運良く瘢痕化すれば、そこからはPSAが漏れませんから、PSAは上昇しません。

投稿: T | 2017/08/20 14:39

高橋先生,
早速のお返事ありがとうございます.といことはプロスタールがPSAに与える影響の持続性は人によって異なるということでしょうか.運次第ということですね?.
それでは失礼いたします.

投稿: T | 2017/08/20 19:34

先生に前立腺がんを治療(プロスタール:2錠/日)していただいております74歳です(カードナンバー35791)。
ピーク時(8/22)73.7だったPSAが直近(11/22)では、14.14まで改善してきております。本当に有難うございます。
しかし、その直前(10/17)には13.95でしたので若干戻ってしまいました。つきましては以下の2点について教えていただければ幸いです。
1.治療の過程ではこのような「一進一退」は止むを得ない現象なのでしょうか?(プロスタールは12月下旬まで処方していただいております)。
【回答】
癌が消滅している訳ではないので、仕方がないでしょう。」

2.同じく直近(11/22)の血液検査で、肝臓のγ-GTPが253もありました(10/17は46)。
「プロスタール」の副作用のしんぱいはないでしょうか?
【回答】
プロスタールの副作用でしょう。
場合によっては、プロスタールを中止して、他の抗がん剤に変更する必要があるかも知れません。

投稿: ユーマン | 2017/11/28 10:45

早速のご返事ありがとうございます。
プロスタールの副作用(γ-GTP)に関しましては近々ご相談にお伺いしたいと思っておりますのでよろしくお願い致します。

投稿: ユーマン | 2017/11/28 21:28

私が何年も悩んでいる問題があり初めてメールさせて頂きました。
現在68歳で兵庫県神戸市に居住しております。
36歳の頃に浴室に入浴する時に足が滑り股間を強烈に浴槽の角で打ってしまいました。
痛みが激しいままその夜は辛抱してあくる日に病院へ行きましたがお盆で何処の病院も休みや、泌尿器科医が休みばかりで、数ヶ所廻った総合病院のところで、血尿も出ている状態ですので緊急処置をして頂き入院となりました。
詳しくは覚えてないのですが、尿管損傷で太目の管を入れられて自然に損傷が治癒するのを待つ様な治療だったと思います。1ヶ月近くは管を入れぱなっしでしたが、感染症の問題から急に明日に管を抜くと言われ、その後に通常に排尿が出来たので退院となりました。

その後は年に数回は、激しい運動やスポーツをすると左側の股間の痛みが生じ近くの病院でロキソニンを処方して貰い服用すれば治っていました。

5年前から同じ様にロキソニンを服用しても痛みがとれず初めてPSA検査をした結果、数値が12.4もあり大学病院で精密検査になりました。
画像検査、再PSA検査数値からも前立腺癌の疑いで生体検査をした結果、癌ではなく定期的に検査をすることになりました。

PSA数値の20を超え、画像検査も癌の疑いが濃厚となり2回目の生体検査の結果、同じく癌ではなく引続き定期健診になり、昨年末の画像検査、PSA数値も25.6でしたので今年の2月5日に3回目の生体検査を受けました。

5年間の間に3回の生体検査になりました。

診断結果は20日の予定です。
今回の生検は担当医が担当して疑わしい部分を念入りに取ります。とのことで今までより時間がかかりまだ検査の痛みが取れていません。

2回目と同じ様に陰性で有ることを願っていますが、3年前位から左側の股間、陰茎のつけ根といいますか、左側の睾丸の下の痛みが一日中あり苦痛で心配です。

悩んでいる症状を訴えますが、大学病院の担当医は慢性の前立腺炎と言うだけで以前は漢方の『ツムラ牛車腎気丸ゴシャジンキガン』薬で昨年からは『ザルティア錠5mg』を服用しているだけの治療です。

20日の診断結果でまた、陰性であれば先生のブログで紹介されておりますアグリックスを服用しようと思います。
『ザルティア』と一緒に服用しても問題ないでしょうか?

また、陰茎つけ根の左側のキリキリとした痛みがひどく、どの様な検査をすれば良いでしょうか?

痛み以外は排尿障害や頻尿はない状態です。以前に比べれば尿意を感じてトイレに行けば体が感じています尿意と排尿の量や押しだす力が弱いことを感じています。

大学病院は患者も多く、定期検査と言っても年に3回のPSA検査で、次回の生体検査の目標数値を提示されるだけで目安数値を超えれば画像検査です。

万一にも、病理検査の結果、癌診断が下った場合は、従うしか無いのでしょうか?

高橋先生の診断を受けるために東京へ寄せて頂くのがベストな方法とは存知ますが、是非
先生のご教授をお願い申し上げます。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
★回答
痛みもPSA値が高いのも、排尿障害と前立腺肥大症が原因でしょう。
さらに、針生検した事で、前立腺が穴だらけになり、PSA値が一層高くなります。
できれば、排尿障害の治療薬であるユリーフと頻尿治療薬であるベタニスの併用で痛みは軽快します。

投稿: 神戸市在住マーシー | 2018/02/18 12:39

やがて66歳になる夫(ドイツ人)について、初めてお伺いいたします。
先生のWeb-siteがなければこの検査結果から、今以上に翻弄されていたと思います。本当にありがとうございます。以下に、経緯を記します。

2017年10月:血精液のため泌尿器科受診

PSA値:
2011年:1.96、2015年:3.37、2017年10月:7.4、2018年2月:7.2

MRI検査受診:2017年1月
・前立腺:27ml(4.5×2.9×3.8)
・左側:BPH+Knote(前立腺肥厚結節を伴う)/ PI-RADS-3
・右側:6mm大、ADEmap底信号、B値高値/ PI-RADS-4

骨盤内:
・転移はみられない
・わずかに(10mmまで)増加した腸骨領域(parailiakal)リンパ節
・腹水なし

脊髄:L5 / S1椎間板領域の変性がみられる

これまでの自覚症状:
・左下腹部(臍斜め左下ー左鼠蹊部上ぐらい)違和感/ 2015年から時々(大学病院では鼠径ヘルニアではと診断のみ)
・夜中に1回(毎日ではない)排尿
・会陰部の違和感 / 半年ぐらい
・右睾丸の引っ張るような感覚/ 2・3週間
・肛門の灼熱感/ 半年ぐらいから時々(痔を患い2回ほど簡単な処置を受診)

2017年10月より:
ノコギリヤシ 1錠/ 350mg服用

2018年1月より:
ザクロカプセル2錠/ 1000mg(Ellagsäure 400mg), ビタミンC/ 60mg

ドイツ人泌尿器科医師より、排尿障害・肥大でもないと診断を受け、触診をしてもらえず、ノコギリヤシだけを処方され、4月にまたPSA値の検査予定です。もし生検をする場合は、2箇所で30本行うと言っており、これが監視療法なのだろうかと納得できずにおります。
早速にも、AglyMax-sを購入したいところですが、ドイツでは購入できず少々の期待を込め、ざくろのカプセルを服用しています。まだ2週間程度なためか(2006年頃の文献がありましたが効果は?)、PSA値は7.2でした(友人の内科医で測定)。ただ、平滑筋の興奮を抑えてくれているのでしょうか、上記の自覚症状が大分少なくなりました。肛門奥の炎症感が毎日ではありませんがあります。以前も現在も散歩に出かけるとこれらの症状が改善されています。

2年程で2倍以上のPSA値、MRI検査でのPI-RADS-4、前立腺27mlでPSA値が7.2と少々高すぎるのでは…と混沌としております。先生の診察を受けるのが一番だと思い、夫に話しておりますがすぐには判断が付かないようで、私のストレスもたまる一方です。(でも先生のWebでいつも助けられています!)現在ドイツで出来ることとして、排尿障害(膀胱頚部硬化症)と前立腺炎(肥大)に対する薬とAglyMax-sを服用し、PSA値がどう上下するのか、自覚症状がどのように変化するのかを見極め、これからの治療計画を立てたい所です。

先生に是非ともお伺いしたいのですが、日中の頻尿はなく(そのように思えます)、一次的に上記の自覚症状が減りましたが、不定愁訴と夜間頻尿から、まずはα1のどのタイプのブロッカーが選択されるのでしょうか。ハルナールD(タムロシン:Tamsulosin hydrochloride 0.2mg)やフリバス(ナフトピジル)でしょうか。不定愁訴に対して、ベタニス、ベシケア、ウリトス、トビエースなども同時に服用すべきでしょうか。それとも、エブランチルからハルナールへ、ハルナールからユリーフへ、ハルナールからフリバスへと1種類を順に変化をみると良いのでしょうか。また、肥大や炎症に対しては、本人が抗男性ホルモン剤の副作用をとても気にしていますが(本人の理解不足と思います)、アボルブカプセル(AVODART(DUTASTERIDE 0.5mg))も同時に必要でしょうか。
10年程前から、血圧のカンデスアタン(16→8mgと少なり、ノコギリヤシを服用後、若干の血圧低下とふらつき・関節痛?を伴い、現在は4mg)も服用中です。

先生への質問はWebを全部拝見してから…と現在まで毎日拝見し頑張ってはおりますが未だ達せず、また、先生の診察を受けずに質問をさせて頂きますこと、お許しください。回答を頂けましたら幸いでございます。私一人でAglyMax-Sを購入するため日本へ帰郷する計画を立てています。PSA高値の原因は、排尿障害(膀胱頚部硬化症)と前立腺炎(肥大)によるもので、癌ではないことを願いつつ。
★回答
血精液症の原因は排尿障害です。
恐らく、膀胱頚部硬化症でしょう。
その他の症状も排尿障害が原因の関連痛症状です。
アグリマックスを購入しなくても、地元で大豆イソフラボンを購入できるはずです。
アルファーブロッカーは、タムスロシンかユリーフが良いでしょう。
主な症状の原因は、隠れた頻尿の別の顔と考え、ベタニスの併用もオススメです。

投稿: 夫婦で辰年 | 2018/02/18 21:53

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 週刊現代の記事から | トップページ | PSA値を下げるサプリメント »