超音波エコー検査と触診で不要な前立腺針生検を回避 m3.comから
次のような記事があったので、ご紹介します。
グリーソンスコア7以上を予測し、不要な前立腺生検を減らすモデル
グリーソンスコア(GS)7以上と7未満の鑑別は未だに臨床判断における難問となっており、また前立腺癌生検は不要/過度の検査や治療をもたらす可能性がある。そこで、中国・南京医科大学附属第一病院泌尿器科のXiao Li氏らは、潜在的な前立腺癌患者でGS≧7を予測するためのリスク評価モデルを確立した。
方法
•研究の第一段階では、2009年9月から2013年1月にかけて経直腸超音波(TRSU)ガイド下コア前立腺生検を受けた患者981人をレトロスペクティブに評価した。
•年齢、前立腺特異抗原(PSA)、遊離型PSA(fPSA)、遊離型/総PSA比(f/t)、前立腺容積(PV)、PSA密度(PSAD)、直腸指診(DRE:感触、結節)、Bモードの超音波検査(正常または異常、低エコー腫瘤または微小石灰化の存在)を潜在的な予測因子として検討した。
•多重ロジスティック回帰分析後、後方変数減少法を用いて、ノモグラムの構築に用いる独立変数を選択した。
•潜在的な前立腺癌患者でGS≧7を予測するモデルをデザインした。
•研究の第二段階では、デザインしたモデルを用いて410例(2013年1月~2015年3月)を評価し、生検の予後を2群間で比較した。
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