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夜間頻尿の治し方のコツ

前立腺肥大症のお薬を飲んでも、夜間頻尿が治らない場合はどうしたら良いのか?という相談を他の病院で治療している患者さんや医師から相談を受けることがあります。
お聞きすると、それなりのお薬を処方され、あるいは処方しているのです。
ところが、病名で処方されていう事が多く、患者さんの病気に応じた細かい処方がなされていないのが原因です。
前立腺肥大症といっても前立腺が大きい患者さんもいれば小さい患者さんもいます。
前立腺の大きさは20ccが正常ですが、これを鵜呑みにすると誤診するのです。例えば、10代の頃の前立腺が10cc位の大きさの患者さんであれば、60歳を過ぎて前立腺が40ccになったとすると、前立腺の大きさは実に4倍になったとことになります。泌尿器科医からすると40ccは大した大きさではありませんから、前立腺肥大症を小さくしようという治療方針は選択されません。排尿障害の治療薬だけを処方されるので、今ひとつ効果が出ないという結果になるのです。思い込みが治療方針を誤らせた一例です。
例を挙げればキリがないので、治療を場合分けして解説しましょう。

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