« 2014年8月 | トップページ | 2014年10月 »

去勢抵抗性前立腺癌の治療 産経新聞9月9日コラムから

Pcanewssankei
去勢抵抗性前立腺癌(CRPC)とは、効き慣れない言葉でしょう。以前の言葉で表現すると、ホルモン抵抗性前立腺癌のことを意味します。
前立腺癌治療の主軸であったホルモン治療は、進化を遂げ、それまでの抗男性ホルモン剤からLH-RHホルモン剤に移行していきました。しかし数年のホルモン治療で、効かなくなる前立腺癌が出現するのです。LH-RHホルモン治療が内分泌的に去勢した状態と類似しているので、去勢抵抗性という言葉が使用されました。

続きを読む "去勢抵抗性前立腺癌の治療 産経新聞9月9日コラムから"

| | コメント (8)

前立腺生検後、敗血症発症率2.8%

前立腺生検後、敗血症発症率2.8%
2014年7月30日
文献:Bruyere F,et al.Prosbiotate: A multicentric, prospective analysis of infectious complications after prostate biopsy.J Urol. 2014 Jul 22. pii: S0022-5347(14)04035-X. doi: 10.1016/j.juro.2014.07.086. [Epub ahead of print]

 前立腺生検を受けた患者2718人を対象に、生検後の感染性合併症の発生率およびリスク因子を前向き多施設共同研究で検討。
76人(2.8%)が生検後に敗血症を発症した。
多変量解析で、抗菌薬予防投与ガイドラインの不順守、過去6カ月間の抗菌薬治療、前立腺炎の既往が生検後敗血症のリスク因子だった(オッズ比2.3、2.1、1.7)。

続きを読む "前立腺生検後、敗血症発症率2.8%"

| | コメント (3)

« 2014年8月 | トップページ | 2014年10月 »