考察 デュタステリド(アボルブ)REDUCE試験の本質と希望 #希望の章
前回のテーマでは、REDUCE試験の本質を解説しました。
この試験では、どう考えてもプラセボ群に有利に働く試験デザイン、言い換えればアボルブ群にとても不利な試験デザインであることは理解できました。こんなデザインをした権威ある著名な医療人の責任者の顔が見たいものです。
ところが、これ程アボルブ群に不利な試験デザインにもかかわらず、アボルブ群の前立腺癌発生率の下がった事実が厳然としてあるのです!
右のグラフをご覧になって不思議に感じませんか?これほどプラセボ群に有利な試験にもかかわらず、アボルブ群の発がん抑制率の低さを・・・。また、逆にプラセボ群のハイリスク癌の低さを・・・。この違和感あるいは矛盾をここで解説していこうと考えています。
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