前立腺の大きさに関連した問題
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この表は、ラテント癌の悪性度を集計したものです。
ラテント癌のうち70%以上は高分化型(グリソン悪性度で1か2)です。ですから、80歳以上の高齢者の50%にラテント癌が存在しますが、そのうち70%、つまり80歳以上の35%には高分化型のラテント癌が存在していて、治療の必要のない可能性がある訳です。
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前回の文献解説で、前立腺容積=前立腺重量が増えれば、PSA-density値0.23ng/mL/cm3をカットオフ値として計算すると、60cc(60グラム)でも、PSA値13.8以下で安全圏に入る可能性が出てきました。
ところが、ラテント癌の前立腺重量との関係を右のような統計で見直すと、PSA-densityのカットオフ値がすべての前立腺重量で信頼できるかどうか疑わしくなります。
この表で分かるように、前立腺重量60グラム以上では、75%の患者さんが前立腺癌(ラテント癌)を持っていることになります。
ただし、PSA-density値がカットオフ以下であれば、グレソン・スコアが低く臨床的に全く問題ないのであれば、ラテント癌の確率が高くても問題ない訳です。
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